ビジュアルの変遷

見た目の派手さは抜群

ヘヴィメタルバンドとしての印象において、最も顕著な例としては外見の派手さ、これをなくして話を進めることは出来ないだろう。筆者もヘヴィメタルバンドとは行かないが、その圧倒的な見た目の凄さにはたまに度肝を抜かれる事がある。ただそんな中でもステレオタイプとなるヘヴィメタルバンドをしている人の服装にしてもある種、特徴というものが存在しているという。その例としては、

  • 1.髪の毛が長髪で、もっさりとしている
  • 2.レザーファッションで、全身のどこかにゴツメのアクセサリーをつけている
  • 3.バンドやアルバムなどに用いられているロゴをプリントしている黒系のTシャツを身につけている

みたいな所だ。こうした服装を見ているとあぁそういうのを意識しているのかなぁと言う人をたまに道で見かけるときがあるので、恐らくそういった系統を好んでいると見て良いだろう。さすがに普段からそこまでがっちりと決めている人は中々いないかもしれないが、そういう格好を見かけると文化としての側面を感じる部分となるので、どこか感慨深いかもしれない。ただ、こうした格好にしてもそうだが、何かと文化的な側面でファッションが画一化されているとそれは、ある種のメッセージを放っていることがある。日本では単純に派手な服装をしたいという人がそれを真似て行っている可能性も十分にある。そこまではいい、日本ではそのように文化を表現しているのだから良いとしてもだ、これを海外へそのまま持ち込んでしまうとあらぬ誤解を受けてしまうことがあるので要注意だ。その代表的な例としてヒップホップ系が最も良い例だ。この格好をして街中を歩いてしまうとギャングと間違われて最悪射殺、などという笑えない結末を迎えることになる。

そうした文化的な違いを意識しながらも、こうしたヘヴィメタルで利用されている服装においては個人の信念や信仰心、また音楽性を表現するために必要なツールとして用いられているので、その点だけは理解しておきたい。

流行りだしたときは、もはや単純に騒ぎたいだけだった

先ほども簡単に紹介したが、X JAPANが売れ出したころになると彼らに憧れてバンドブームが活性化することになる。当然後に続けるようにとハードロック系の音楽をするバンドが続々とプロやアマ関係なく含めれば、その数は恐らく計り知れない。しかし流行りだした当初において、最も失念してはいけない要素である演奏技術そのものが未熟なバンドが多かったことも、この頃のバンドに見られていた特徴の1つでもあった。ただそういったバンドは問答無用で淘汰されていくこととなり、現状という意味で活躍は期待されることはなかった。

そもそもどうしてそのようなことになったのかは、疑問に残るところだ。それだけX JAPANの存在感が凄かったのだろうが、ただそういう事を述べるのであればLOUDNESSにおいてもおなじみといえるような姿見をしている。

何を差し置いても、髪型

ハードロック系のバンドをしている、特にヘヴィメタルというジャンルにもなると髪型は必ずといっていいほど長髪という印象が強かった。今も昔もそこまで大きな違いはないが、男性の長髪に対していいイメージを持たない人が多い中、70年代から活躍していた人達のほとんどが長髪を意識していた。その後80年代になると髪形を逆立たせるなどの斬新的なスタイルが誕生していった。中にはパーマを当てるなどしてより個性的に仕上げることを意識している人もいるなど、その例は多く見られている。レイジーに所属していた影山氏も当然まだデビュー前はヘヴィメタルバンドとして活動することを前提にしていたことから髪を伸ばしていたが、デビュー前に事務所の人間に連行されるように美容室で髪を断髪させられたという。それほどイメージがよくなかったからこその行動なのだが、結果として彼自身の人気が出た事を考えれば結果からして見ればOKと言えなくもない。

ただすべてのヘヴィメタルバンドの人々が長髪を意識しているわけではなく、これも個人の音楽性を重視したものとして様々な要素を含んでのことだ。中には短髪で演奏を行っているアーティストもいるので、『ヘヴィメタル=長髪』というのは大衆的ではあるが、すべての人が共通してそうあるべきとといているわけではないことを、記述しておく。そんな中で90年代にもなると、高崎氏も含まれるがもはや髪を伸ばさずにスキンヘッドや坊主頭といったスタイルでバンド活動をしている人もいる。これはこれで斬新で良いところだ、過激さをアピールすると言う意味では確かにある種攻撃的な面が剥き出しになって良い要素かもしれない。ただ中には単純に毛髪としての活力が既に限界を迎えてしまったという人もいるので、あまり追求はしないほうがいいかもしれない。中には切実な思いをした人もいることだろう。また、中には禿を隠すためにカツラを常時活用しているバンドマンもいるとのことなので、必ずしも坊主頭がかっこいいというわけではない。